インプラント手術の処置について解説【麻酔・縫合・抜歯】
インプラントは口腔内の健やかな環境を維持するために有力な選択肢のひとつであり、歯の治療を行う際にインプラントを選択する方も少なくありません。
実際にインプラントの手術を受けるに当たっては、どのような処置を受けるのか、痛みは伴うのかなどが気になることでしょう。
本記事では、インプラント手術における縫合・麻酔の特徴や抜糸を行うまでの期間などについて、解説します。
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■インプラントでは埋め込む際に歯ぐきの縫合を伴う
インプラントを利用した治療では、歯ぐきを切開してインプラントを埋め込みます。
その後、インプラントが骨と結合してしっかりと定着するのを待つわけですが、そのためには一度切開した歯ぐきを縫合しなければなりません。
口腔内は非常に細菌が多いですが、歯ぐきをきちんと縫合して閉じておけば衛生的にも安心です。
縫合しているため手術の際の傷口が露出しているわけではありませんが、強い力が加わると傷口が開いてしまう可能性もあります。
そのため、インプラントの手術後数日程度は歯に負担がかかるような硬いものを食べることは控えて、ヨーグルトやおかゆのような歯に負担のかかりにくいものを食べるようにしましょう。
歯磨きをする際も、傷口に直接歯ブラシが触れることのないように気を付けておく必要があります。
■インプラント手術の際に利用される麻酔は主に2種類
インプラントの手術では麻酔が使われますが、その際に利用される麻酔は「局所麻酔」か「静脈内鎮静法」のどちらかであることが多いです。
それぞれの麻酔の特徴について、以下で説明します。
1.局所麻酔では手術による痛みを軽減することが可能
局所麻酔を打つと麻酔を打った箇所の痛みを感じにくくなるので、インプラント手術による痛みを軽減することが可能になります。
ただ、局所麻酔を打っただけでは患者の意識ははっきりしたままなので、痛みこそ感じないものの、口の中を手術されているということに対して不安や恐怖感を抱いてしまう可能性があります。
2.静脈内鎮静法ではリラックスした状態で手術を受けられる
静脈内鎮静法では、鎮静剤や麻酔剤を点滴によって患者に投与することで、ウトウトと眠っているような状態になるので、リラックスした状態で手術を受けられるようになります。
静脈内鎮静法自体には鎮痛作用はありませんが、局所麻酔と併用することで、痛みや不安・緊張を感じることなく手術を受けることが可能です。
静脈内鎮静法を利用すると意識こそ薄くなりますが、全身麻酔とは異なり意識を失ってしまうわけではないので、医師からの呼びかけにも答えることができます。
また、静脈内鎮静法は回復の早さも大きな特徴で、全身麻酔を行う場合は入院の必要がありますが、静脈内鎮静法であれば基本的に日帰りが可能なのもポイントです。
■抜糸を行うのはインプラント手術の1週間~10日後
抜糸を行うのはインプラント手術のおよそ1週間~10日後で、抜糸の際に多少の痛みを伴う可能性があります。
インプラントの埋め入れとアバットメントの装着を2回に分けて行う場合は、それぞれで縫合を行う必要があるので、抜糸も2回行われることになります。
インプラント手術の縫合で用いられる縫合糸は汚れにくい素材でできているため、数週間付けていても問題ないとされています。
ただ、抜糸を行うまでは感染症等を防ぐために口腔内を清潔に保つように意識する必要がありますし、抜糸後も経過を慎重に観察するのが賢明です。
■インプラント手術は信頼できる歯科医院で受けよう
インプラント手術は歯ぐきの切開・縫合や抜糸を伴いますが、歯や口は食事や会話など、生活におけるさまざまなことに関わるパーツです。そのため、しっかりした技術を持った信頼できる歯科医院で手術を受けることが、何より重要になります。
京都にクリニックを構えるいのうえまさとし歯科医院は、インプラントメーカーからインストラクターを依頼されて講習会を行うほど高い技術を持っている歯科医院なので、安心してインプラント手術を受けることができます。
この記事の筆者
いのうえまさとし歯科医院
京都の「いのうえまさとし歯科医院」はインプラントを得意とする歯科医院です。20年間で7500件以上の治療実績があり、大手インプラントメーカー2社の公認インストラクターである院長が、あらゆる症例のインプラントのご相談を承ります。
またマウスピース矯正、ホワイトニング、一般歯科など幅広く対応しております。
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