インプラントが人気を集める理由
歯を失ってしまった時には、「入れ歯」、「ブリッジ」、「インプラント」という治療の選択肢があります。
近年では、インプラント治療を選択する人が増えてきていますが、なぜなのでしょうか。
それぞれの治療方法についてご紹介しますので、インプラントが人気を集める理由について一緒に考えていきましょう。
⇒いのうえまさとし歯科医院ではインプラント治療について今すぐ確認する
治療方法の違いとは
それでは、「入れ歯」、「ブリッジ」、「インプラント」の違いについて確認していきましょう。
「入れ歯」
取り外しが可能な義歯を利用して、失くした歯を補う方法です。
耐用年数の平均は、7~8年程度です。部分入れ歯と総入れ歯という種類があります。
メリット
治療が比較的簡単で、短期間でおこなえます。
保険が適用される治療方法なので、治療費が安く抑えられます。
デメリット
噛む力が、元々の自然歯と比べると2~3割程度に減少してしまいます。
毎日取り外して清掃をしなければなりません。
発音しにくく、異物感を強く感じます。
部分入れ歯の場合は、奥歯や前歯に留め具をひっかけて義歯を固定するため、ひっかけられた歯には大きな負担となり、健康な歯を傷める可能性があります。
総入れ歯の場合は、口の粘膜に密着して口全体を覆ってしまうような構造になっています。
そのため、食べ物の温度や味を感じにくくなることがあります。
硬い物やくっつきやすい食べ物を食べにくく感じます。
入れ歯が合わなくなると、外れやすくなる、痛みが出やすくなる、うまく噛めなくなるなどの問題が起こりやすくなります。
「ブリッジ」
失った歯の両側を削って柱替わりとして、そこに人工歯を被せる方法です。
耐用年数の平均は、8年程度です。
メリット
固定されるので、入れ歯のようにガタガタと動くことはありません。
手術が不要で手軽におこなえるので、1本や2本といった少数の歯が抜けてしまった時に有効な治療法といえます。
保険が適用される治療方法なので、治療費が安く抑えられます。
デメリット
ブリッジと歯肉との間に食べ物のカスが詰まってしまうと、歯周病や虫歯の原因になりやすいため、しっかりとしたメンテナンスが必要になります。
健康だった歯に負担を与えてしまいやすく、柱替わりにした歯にグラつきを生じる可能性があります。
そのようにして隣接する歯がダメになった時には、設置済みのブリッジを一度外して、再度大きなブリッジを作り直す手間が生じます。
「インプラント」
歯がない場所にインプラントを埋入して、その上から人工の歯をはめこむ治療法です。
耐用年数は、メンテナンスを適切に継続した場合は10~30年程度保てます。
メリット
噛む力はどの方法よりも強く、違和感を感じることは少ないです。
食べ物の味や熱さを感じることもできるので、特に食事にこだわりをもつ方におすすめです。
失った部分にのみ影響を与える治療方法なので、もともとの健康的な歯を傷つける心配はありません。
他の歯が駄目になった時にも、インプラント部位を取り除いて再度治療を行う必要はありません。
デメリット
保健適応外の治療方法なので、コストが高くなります。
手術が必要なため、身体的・精神的な負担が生じます。
お体の状態によっては、すべての方に必ず適応する方法というわけではありません。
インプラントが人気の理由
上記にまとめたように、「入れ歯」や「ブリッジ」のデメリットを改善して、
耐用年数をさらに向上させたのがインプラントです。
保健適応外となるために高額になりやすいのですが、「入れ歯」や「ブリッジ」とは異なり、10~30年という長期の耐用年数がある点も人気の理由です。
また、食事についてこだわりのある方は、食事の味や温度を自然と感じることのできるという自然歯とは変わらないような使用感が人気を集めています。
まとめ
「新しくインプラントにしたい」という方や、「入れ歯やブリッジからインプラントへ変更したい」という方、「他院でインプラントを断られてしまった」方などは、ぜひ当院までお気軽にご相談ください。
患者様に合った最適な方法をご提案いたします。
この記事の筆者
いのうえまさとし歯科医院
京都の「いのうえまさとし歯科医院」はインプラントを得意とする歯科医院です。20年間で7500件以上の治療実績があり、大手インプラントメーカー2社の公認インストラクターである院長が、あらゆる症例のインプラントのご相談を承ります。
またマウスピース矯正、ホワイトニング、一般歯科など幅広く対応しております。
いのうえまさとし歯科医院へのアクセス
京都市営地下鉄烏丸線「北大路駅」より徒歩20分