インプラント治療は一体何歳からできるのか?
インプラント治療は、一般的に、入れ歯やブリッジに比べてメリットが多い治療方です。
日常生活では自然の歯と同じような食感を感じることもできる他に、
見た目も綺麗な口元を手に入れられる治療法として、幅広い年代の方から支持されています。
しかし、基本的に保健適応外の治療法であるため費用が高額となりやすく、ある一定の治療期間も必要です。
これら治療費のことや治療期間のことも考えて、インプラント治療の導入に迷っている方も少なくないのではないでしょうか。
今回は皆様からのご質問の多い内容であるインプラント治療の対象年齢についての特集です。
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●下限は18歳頃から
一般的な目安ですが、インプラントを開始できる年齢として推奨されているのは、18歳頃です。
もし18歳前後の方で何らかの理由により歯をなくしてしまった時には、
入れ歯やブリッジの他にもインプラント治療を行える可能性があります。
インプラント治療をお考えの方は、ご自身のかかりつけの歯科医師に相談すると良いでしょう。
また、インプラント治療を考慮する年代として多いのは、
歯周病や様々な疾患の影響で歯が抜けやすくなる40代〜60代です。
この年代の方から受診時にインプラント治療についてのご相談があった時には、
まずは口腔内状態をすみずみまで確認します。
そこで、もしも歯周病や虫歯などの口腔内トラブルがある時には、
そちらの治療を優先するケースもあります。
歯が抜けてなくなってしまった原因を放置した状態のままで、インプラント治療を先に進めると、
インプラント周囲炎と呼ばれる歯周病と同じようなインプラントに関連したトラブルが起こりやすくなるためです。
治療後にインプラントの寿命を長く保つためにも、口腔内環境を整えた後に、
インプラント治療を進めることが望ましいのです。
それ以上の年齢であっても、インプラント治療が行える可能性もありますが、
高齢者になればなるほど、免疫力が低下して様々な病気にかかりやすいといえます。
上限年齢に厳密な年齢制限はありませんが、健康状態に不安を感じている方は、医師へ相談すると良いでしょう。
場合によってはインプラント治療前に精密検査を行うこともあるでしょう。
●その理由について
永久歯は16歳前後で生えそろいますが、10代は成長期でもあるため顎の骨は成長し続けます。
インプラント治療では、人工歯根と呼ばれる土台を顎の骨に埋め込む方法が一般的といわれています。
もし成長途中にインプラント治療を開始してしまうと、埋め込んだインプラントの影響で、
歯並びや噛みあわせが悪くなるなど仕上がりに悪影響があるかもしれません。
特にまだ乳歯が生えているようなお子様は、
骨の成長や骨格の変化が著しいので、インプラント施術を避ける方が良いでしょう。
インプラント治療は、口腔内環境や骨の状態、持病、全身状態などを考慮したうえで行われますが、
手術に耐えられないような健康状態の方や、治療後の維持管理が難しい方は、
インプラント以外の治療法をおすすめすることがあります。
インプラント治療以外にも歯の健康を良くしたり、保つ方法はたくさんあります。
●まとめ
今回ご紹介したインプラント治療が行える年齢に関してはあくまでも目安ということを覚えておいてください。
実際にインプラント治療が行えるかどうかという判断は、
かかりつけの歯科医師へ直接ご確認されることをおすすめします。
当院では、世界ナンバーワンのシェアをもつ
ノーベルバイオケア社のインプラントシステムを取り入れています。
このシステムは、メスを使わない手術のため、
世界中で最も体に優しいインプラント治療と呼ばれています。
高齢者の方で現在何らかの持病や疾患がある方や、
痛みに弱い若年者の方でもインプラント治療が行える可能性があるので、
他院でインプラント治療ができないと言われた方も、豊富な実績と確かな知識をもつ歯科医師が在籍している当院へぜひご相談ください。
この記事の筆者
いのうえまさとし歯科医院
京都の「いのうえまさとし歯科医院」はインプラントを得意とする歯科医院です。20年間で7500件以上の治療実績があり、大手インプラントメーカー2社の公認インストラクターである院長が、あらゆる症例のインプラントのご相談を承ります。
またマウスピース矯正、ホワイトニング、一般歯科など幅広く対応しております。
いのうえまさとし歯科医院へのアクセス
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