インプラント手術後に、コーヒーやお酒は飲んでもいいの?
インプラントの手術が無事に終了した後に気になるのが日常生活への影響ではないでしょうか。
なるべく手術前と変わらない生活を過ごしたいと考える人も多いでしょう。
今回はインプラント手術後にコーヒーやお酒を変わらずに摂取して良いかどうかという内容です。
気になる方も多いはずですのでぜひご覧ください。
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●コーヒー・お酒についての説明
趣向品の一種であるコーヒーやお酒をインプラント手術後に摂取することができるのか、好きな方なら特に気になる情報ではないでしょうか。
結論から言いますと、どちらも手術後はしばらくの間飲むことは控える方が良いでしょう。
以下項目でそれぞれの詳細をまとめてみました。
・コーヒー
コーヒーの主成分であるカフェインは眠気を覚ますことでよく知られていますが、実は血管を拡張させる働きもあります。
手術後にコーヒーを摂取することで全身の血流が良くなると、傷口から出る出血量が増える可能性があります。
またホットコーヒーやアイスコーヒーなどの熱すぎる、または冷たすぎる飲食物を摂取すると、手術が終わったばかりの傷口を刺激して強い痛みを感じることがあります。
傷口の状態によってはぬるめのコーヒーであれば摂取できることもありますが、上述した危険性も考えられますので万が一に備えて控えた方が良いでしょう。
・お酒
インプラント手術のように外科的な治療を行う時には、一般的には手術前後にアルコールを控えます。
アルコールを摂取すると血液の循環が促進されてしまうため、小さな傷口であっても多量の出血が起こる可能性があります。
長時間傷口から出血していると傷口がふさがらないばかりか、歯周病などに感染するリスクが高まってしまいます。
さらにはアルコールは傷口を刺激するため、強い痛みを感じることもあります。
傷口がさらに炎症しやすい状況にもなるので、手術後の体にとって大きな負担となってしまいます。
インプラントの手術後は傷を早く治すためにも、傷口からの出血を防ぐことが重要です。
そのためいつも晩酌などで日常的にアルコールを摂取しているという方でも、手術後にはアルコールを控えるようにしましょう。
飲酒が可能な時期は傷口の治りを確認して歯科医師が判断を行います。
手術を行ったかかりつけの医師まで直接確認するようにしましょう。
●数日は避けること
コーヒーとお酒が大好きでどうしても我慢ができないという方であっても、手術後の数日間は摂取を控えるようにしましょう。
インプラント手術後には様々な問題が発生する恐れがあります。
コーヒーなどの刺激物やアルコールを摂取すると、前述したように手術後の感染リスクが高くなる、傷口が治りにくくなる、出血量が増える、強い痛みを感じるなどの様々な問題が起こる可能性が考えられます。
手術後のトラブル発生を未然に防ぐためにも、腫れや痛みが出やすい手術後数日間はコーヒーやお酒をなるべく控えるようにしましょう。
●まとめ
趣向品であるコーヒーやお酒をインプラント手術後に摂取してしまうと、様々なトラブルが起こる可能性があります。
インプラント手術後は口の中だけではなく全身の状態を良い状態に保たなければなりません。
普段元気で体の調子が良い人でも手術後は体が弱っていることを理解して、医師の指示には必ず従うようにしましょう。
もし毎日アルコールを飲まないと生活ができないという方の場合は、インプラント手術を行えないこともあります。
そのような場合は手術前に必ず医師に伝えるようにしましょう。
今回ご紹介したコーヒー・お酒以外にも気になる飲食物があるという方は、手術に備えてかかりつけの医師に直接相談するようにしましょう。
この記事の筆者
いのうえまさとし歯科医院
京都の「いのうえまさとし歯科医院」はインプラントを得意とする歯科医院です。20年間で7500件以上の治療実績があり、大手インプラントメーカー2社の公認インストラクターである院長が、あらゆる症例のインプラントのご相談を承ります。
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