日本のインプラント普及率は?欧米との違いについても解説
世界でインプラント治療が始まり約50年が経ち、日本においても一般的な治療法として確立してきています。
しかし、少しずつ普及率が上がっているとはいえ、海外における普及率と比較するとまだ低い水準のままであるといえるでしょう。
インプラント治療のメリットを正しく知り、自分に合った歯科医院を見つけてメンテナンスを続けることが大切です。
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■日本のインプラント普及率
厚生労働省による統計(※平成28年歯科疾患実態調査)によると、日本におけるインプラント装着者の割合は、全体の約2.7%です。
その5年前の調査では約2.6%、更に5年前の調査では約2.4%という結果であったため、僅かながら少しずつ普及率が上がっていることが分かります。
■欧米では普及している理由
一方、欧米諸国では日本よりインプラント普及率が高いのが特徴です。理由は大きく4つ考えられます。
〇世界的なインプラントメーカーが多い
世界4大メーカーと呼ばれているインプラントメーカーは、全て海外企業です。当院で使用しているインプラントも、スウェーデンのノーベルバイオケアー、スイスのストローマン、アメリカのZimmerです。
また、世界4大メーカーのもう1つであるアストラテックもスウェーデン製です。
その他、約150社インプラント開発に取り組んでいるメーカーがあり、海外におけるインプラントの普及とインプラント研究が盛んなことが分かります。
〇インプラント治療に精通した歯科医が多い
インプラント治療をする場合、歯科に関する基本的な技術はもちろんのこと、インプラント治療に使用する専用器具や機材の知識、治療をするうえでの歯科医の手腕や経験数、口腔外科の知識も問われます。
海外では日本と比較して、インプラント治療に精通した歯科医が多いことでも知られており、患者側が選択肢の1つとして挙げやすいのでしょう。
〇歯に対する美意識が高い
ホワイトニングや歯列矯正など、審美的な側面から歯科治療に踏み切る人の割合が高いのも特徴です。欧米では歯の美しさが表情や顔の印象に与える割合は大きいという考え方が根付いていて、口臭ケアや歯間ブラシの利用などブラッシング以外にも丁寧なメンテナンスをしている人が多いです。
そのため見た目も綺麗な仕上がりになり、自分に自信を持ちやすくなるインプラントという治療法が選択され続けていると考えられます。
〇医療費の違い
予防歯科の先進国と言われているスウェーデンでは子どもが18歳未満の場合、歯科治療費が無料です。オーストリアでは高額なものを除いた歯科治療のほとんどに健康保険が全額適用されます。
アメリカでは歯科治療のほとんどに保険が適用されませんが、最初に費用をかけてでもインプラント治療をする人が多いのです。毎日のメンテナンスにかける費用や虫歯・歯周病への罹患リスクを抑えたいという狙いがあるのかもしれません。
医療費の違いによって、歯科治療の選択肢が変わっていくこともありそうです。
■まとめ
海外におけるインプラント研究や治療の実例をもとに、日本でも今後更に普及率が上がっていくことが考えられます。美味しく食事ができるための噛み合わせの良さや発音の安定性、見栄えの良さなど多くのメリットが挙げられるので、今後導入する歯科医院も増えていくでしょう。
一方で、丁寧な治療を進めていく期間を取ることや、治療を受ける自分自身が料金体制・治療後のメンテナンスについて正しく理解することも大切です。
当院いのうえまさとし歯科医院では、インプラント治療に精通した院長が手術を担当します。また歯科用CTを用いた治療体制及び丁寧なカウンセリングやアフターフォロー体制を敷いております。
治療を迷っている方や他院で無理だと断られてしまった方でも、遠慮なくご相談ください。
この記事の筆者
いのうえまさとし歯科医院
京都の「いのうえまさとし歯科医院」はインプラントを得意とする歯科医院です。20年間で7500件以上の治療実績があり、大手インプラントメーカー2社の公認インストラクターである院長が、あらゆる症例のインプラントのご相談を承ります。
またマウスピース矯正、ホワイトニング、一般歯科など幅広く対応しております。
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