骨粗しょう症でもインプラント治療はできる?注意点も解説
インプラント治療をしたい時に、大事なのが骨粗しょう症の有無です。
普段から怪我や病気にかかったことがないという方でも、外見だけでは判断しにくい点が骨粗しょう症の怖いところです。
今回は、今まで大きな病気にかかったことがないという方にも読んでいただきたいインプラントと骨粗しょう症についての特集です。
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■骨粗しょう症とは
骨の量が減ってしまって骨の病気が起こりやすくなることを「骨粗しょう症」と呼びます。
詳しい内容について確認していきましょう。
・骨の状態は?
健康な人の骨は、骨を割った時に中までぎっしりと骨で埋まっていますが、骨粗しょう症になると、骨がスカスカになっています。
この状態で外から何らかの刺激を受けてしまうと、衝撃を吸収できなくなり、骨が折れやすくなります。
・なぜ骨粗しょう症が起こる?
骨は、ホルモンや血液の影響によって、新しく作られること(骨形成)、古い骨を溶かして血液中に排出すること(骨吸収)を常に繰り返しています。
このバランスが崩れてしまうと、過度に骨が溶かされてしまったり、新しく骨が作られにくくなってしまったりします。
そのため、骨の内部が少しずつスカスカになっていくのです。
特に女性の場合は、閉経後に女性ホルモンが減少することで骨粗しょう症になりやすいと言われています。
・骨粗しょう症の治療は?
基本的には、内服薬や注射をしながら骨密度を増やすもしくは減らさないようにします。
症状によっては毎日薬を飲まなければならないこともあるので、指示を受けた期間は、しっかりと継続服用するようにしましょう。
基本的には、1年や2年といった治療期間が必要です。
なかなか骨密度が良くならないからといって、途中で勝手に薬の使用を止めないようにしましょう。
・骨粗しょう症を予防するには?
骨の原料となる成分を食事で補うことも重要です。
代表的なものとしては、魚や納豆、海藻、お肉、ヨーグルトなどの乳製品です。
軽い運動や日光浴も骨粗しょう症の予防には大事です。
高齢者の場合は、骨折予防のために転ばないようにリハビリ体操などをするのも良いでしょう。
自覚症状がないために、気が付かない間に状態が悪くなる可能性もありますので、定期的な検査するようにしましょう。
■骨粗しょう症とインプラント治療について
現在、骨粗しょう症治療をしている方でも、インプラント治療をおこなえる場合があります。
それでは、注意点について確認していきましょう。
・必ずかかりつけの歯科医師へ伝える
まずは、骨粗しょう症治療をしていること、使用している薬の種類についてを、かかりつけの歯科医師へ伝えるようにしましょう。
その場合は、お薬手帳や薬の説明書を持参すると良いでしょう。
薬の種類や口腔内の状態によっては、薬を一時的に休止する可能性もあります。
長期に渡って薬を使用している時には、数ヶ月単位で休薬が必要になることもあるため、インプラント治療したいと考えた時には、なるべくすぐに状況を伝えるようにしましょう。
インプラント治療前のカウンセリング時や、治療中であっても薬を使用する可能性が生じた時には、すぐにかかりつけの歯科医師へ伝えるようにしましょう。
・口の中を清潔にする
骨粗しょう症の薬を使用している場合は、新しい骨や歯茎を作る機能が通常よりも抑えられているために、傷口が治りにくく細菌感染が起こりやすい状態になっています。
ブラッシングや歯間ブラシなどで口腔内を丁寧に磨く他にも、必ず歯科医院を受診して定期的なクリーニングするようにしましょう。
かかりつけの歯科医院がある方は、骨粗しょう症治療に合わせてメンテナンス方法を教えてもらうようにすると安心です。
■まとめ
骨粗しょう症は自覚症状がないため気が付きにくい病気です。
将来的にインプラント治療したいという方は、定期的に骨密度を調べる検査を受けるようにすると安心です。
骨粗しょう症治療を開始することになった時には、なるべくすぐにかかりつけの歯科医師まで伝えるようにしましょう。
当院いのうえまさとし歯科ではインプラント治療を行っています。
少しでも不安に思われることはなんでもご相談ください。
この記事の筆者
いのうえまさとし歯科医院
京都の「いのうえまさとし歯科医院」はインプラントを得意とする歯科医院です。20年間で7500件以上の治療実績があり、大手インプラントメーカー2社の公認インストラクターである院長が、あらゆる症例のインプラントのご相談を承ります。
またマウスピース矯正、ホワイトニング、一般歯科など幅広く対応しております。
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