ブリッジ・入れ歯・インプラントの違いとは?寿命や費用相場について解説|いのうえまさとし歯科ブログ

ブリッジ・入れ歯・インプラントの違いとは?寿命や費用相場について解説

歯が抜けてしまった場合は、歯医者で治療を受ける必要がありますが、その際の治療方法にはさまざまな選択肢が考えられます。

代表的な方法としてはブリッジ・入れ歯・インプラントが挙げられますが、歯がどのように抜けたのかや治療後に希望する状態などによって、最適な選択肢は異なります。

本記事では、ブリッジ・入れ歯・インプラントそれぞれの寿命や費用相場・メリットデメリットについて、解説します。

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■ブリッジは残っている歯を利用して橋渡しのような形で人工歯を支える方法

ブリッジはその名の通り、抜けてしまった歯の周囲に残っている歯を利用して、橋渡しのような形で人工歯を支える方法です。

歯が1〜2本抜けただけで、その他の歯はまだ健康な状態で残っている場合に検討される治療法です。

〇寿命は7~8年程度

ブリッジに用いられる人工歯の寿命は7~8年程度と言われていますが、使用している材質や個々人の状況によって多少の違いがあります。

また、ブリッジ自体はまだ利用できる状態であったとしても、ブリッジの支えとなる両隣の歯が虫歯や歯周病になってしまうと、ブリッジは使えなくなってしまいます。

ブリッジをその寿命いっぱいまでしっかり使い切れるように、口腔内のケアをきちんと行うことを心がけましょう。

〇費用は保険適用で1~2万円程度

ブリッジに必要な費用は素材や処置を行う部位などによって若干異なりますが、保険適用のものであれば1~2万円程度が相場となります。保険が適用されないブリッジの場合は、5万円~10万円超程度の費用がかかることになるので、なるべく保険適用で治療を受けたほうがよいでしょう。

ただ、保険適用範囲内でブリッジを利用するためには、歯を多少削らなければならないようなケースもあるので、その点には注意が必要です。

〇見た目は自然になるが周りの歯の寿命を縮める可能性も

ブリッジでは歯がしっかりと固定されるため見た目も自然ですし、今までのようにものを噛むこともできます。また、治療回数や通院回数が比較的少なくて済むのも、治療を受ける側にとっては大きなメリットです。

ただし、周囲にある健康な歯を削って土台として利用するので、それらの歯の寿命を縮めることになってしまう可能性があることは、デメリットとして把握しておく必要があります。

 

■入れ歯は隣接する歯にフックをかけて人工歯を固定する方法

今回は総入れ歯ではなく部分入れ歯について説明しますが、入れ歯は隣接する歯にフックをかけて人工歯を固定する方法です。

歯が抜けてしまった場合の治療法として、ブリッジと並んでよく知られています。

〇寿命は4~5年程度

入れ歯の寿命は使用状態や清掃状態などによって変動しますが、一般的には4~5年程度とされています。食事をしているうちに噛む面がすり減ってしまったり、口の中の状態が変化して噛み合わせが悪くなったりしてしまうので、定期的に作り変えなければなりません。

口に合わない入れ歯を使い続けると食事をするのも大変ですし、衛生的にも好ましくありません。

費用は保険適用で1万円前後

入れ歯の大きさはカバーする範囲によって異なるため、入れ歯を作るのに必要な費用も幅が広いですが、5,000~15,000円程度が相場となっています。

ブリッジ同様に保険が適用されるので、比較的安価で治療を受けられるのは大きなメリットです。

〇治療は容易だが噛む力が弱まってしまうのが難点

入れ歯を利用すれば手術なしで治療を受けられますし、上述したように保険適用でブリッジよりも安い費用で済むことが多いです。

身体的・経済的な負担が少なく容易に治療を受けられるのは、患者にとっては大きなポイントです。ただし、噛む力が本来の力よりも20%ほど弱くなると言われているので、硬いものなどは食べにくく感じるかもしれません。

取り外しが可能で清潔に保つことができるのはメリットですが、取り外しができる分、付けているときに違和感を感じやすいという側面があることは、念頭に置いておく必要があるでしょう。

 

■インプラントは歯が失われた部分に人工歯を埋め込む方法

インプラントは歯が失われた部分に人工歯を埋め込む形で治療する方法で、治療の影響を感じさせない自然な印象を与えることができます。

ブリッジや入れ歯よりは新しい技術ですが、歯の治療を行う際の選択肢のひとつとして、浸透しつつあります。

〇寿命は10年超~でより長く利用できる場合もある

インプラントの平均的な寿命はブリッジや入れ歯よりもかなり長く、10年~15年使うことができます。上述した期間はあくまでも平均であり、インプラントに用いられている材質は半永久的に使えるものなので、ケア次第では20年や30年にわたって使い続けることも可能です。

後述するようにインプラントの治療はかなり高額なので、口腔内のケアをしっかり行ってなるべく長持ちさせることを心がけましょう。

〇費用は保険適用外で30万円~50万円程度

インプラント治療は保険適用外なので、費用は30万円~50万円程度とブリッジや入れ歯と比べればはるかに高額です。上述した費用はインプラント1本あたりの費用なので、インプラントを4~5本行いたい場合は数百万円の費用がかかることになります。

インプラントを検討する場合は、それだけの費用を支払うメリットがあるかどうかをしっかり考えたうえで、決めるようにしましょう。

〇周囲の歯への負担や口内の違和感がないがその分費用は高額

インプラントは周囲の歯に負担をかけるわけでもありませんし、治療後に口の中に違和感が残るわけでもありません。また、骨にしっかりと結合するため、自前の歯と同じようにしっかりとものを噛むこともできます。取り外しの手間もありませんし、天然の歯と同じような審美性も備えています。

これだけ多くのメリットがあるインプラントではありますが、やはりネックとなるのは費用の高さなので、上述したように費用とメリットを天秤にかけたうえで判断することが求められます。

 

■機能や見た目の美しさを重視したいならインプラントがおすすめ

歯の治療方法にはブリッジや入れ歯・インプラントなどがあり、それぞれの方法にメリットおよびデメリットがあります。療をする際にどのような点を重視するかを考えたうえで、自身にとって最適な方法を選ぶとよいでしょう。

耐久性のあるものがよい、噛む力を落としたくない、治療後も自然な見た目をキープしたいという場合は、インプラントを選ぶのがおすすめです。

この記事の筆者

いのうえまさとし歯科医院

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京都の「いのうえまさとし歯科医院」はインプラントを得意とする歯科医院です。20年間で7500件以上の治療実績があり、大手インプラントメーカー2社の公認インストラクターである院長が、あらゆる症例のインプラントのご相談を承ります。
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