ノーベルガイド
メスで切開しない、
負担の少ないインプラント治療
ノーベルガイドとは、ノーベルバイオケア社が提唱するインプラント手術のためのアシスト装着です。
CTで口腔内を撮影した画像をもとに、コンピューターソフトが手術のシュミレーションを行い、手術をより安全に正確に行うための治療計画をたてます。
治療計画に沿って、インプラントをどこに、どの角度でどれ位の深さに埋入すれば良いかを誘導してくれるサージカルテンプレート(手術用補助器具)を患者様ごとにオーダーメイドします。
このサージカルテンプレートに沿って小さな穴を開けてインプラント体を埋入するため、ほとんど歯肉を切らない手術(フラップレス術式)が可能になります。
歯茎を切開しないので術中の出血が抑えられ、術後の痛みや腫れ、出血も少ない、患者様の負担が少ない治療と言えます。
また術前に補綴物を作成する事ができるため、インプラントを埋入した日に新しく機能する固定式の人工歯を手に入れる事ができます。(最終の補綴物の装着は3~4ヶ月後とな ります。)
ノーベルガイドの治療の流れ
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口腔内を精査します。
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患者さんのお口の型を採らせていただきます。
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CTを撮影する時に使用するラジオグラフィックガイドを作製します。
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CTを撮影し、骨の形態、状態を考え、ラジオグラフィックガイドの仮想の歯に合わせるようにインプラントの埋入位置を決定します。
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この情報をスウェーデンに送り、ノーベルガイドが作製され10日ほどで当院に届きます。
※2008年以降、千葉の工場で作製可能となり、3日ほどで届きます。
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届いたノーベルガイドです。
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このガイドを利用して、模型上で仮歯を作製します。
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ガイドを口腔内に装着し、設計したところに正確にインプラントを埋入していきます。
メスで切開したり、骨の形状を見るために粘膜を剥離(骨と歯茎を引き裂く)する 必要がありません。そのため、術後の痛みや腫れはほとんどありません。
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インプラント埋入後、仮歯を装着したところです。残っている歯にも白い樹脂で補正しました。麻酔が切れたら、すぐにでもお食事ができます。
ノーベルガイドのメリット
■ほとんど歯肉を切らないので、出血、腫れ、痛みが少なくすみます。
■手術の当日に新しい歯が入ります。
■より安全で正確にインプラント体の埋入ができます。
ノーベルガイドのデメリット
■治療期間が長くなる場合があります。
■対応可能な歯科医師が限られています。
■従来のインプラント費用に加えてオプション費用が追加になります。
いのうえまさとし歯科医院へのアクセス
京都市営地下鉄烏丸線「北大路駅」より徒歩20分